2025年12月のPick Up

『じゃあ、あんたが作ってみろよ(4)』
谷口菜津子

\担当編集者のおすすめコメント/

竹内涼真さん・夏帆さんW主演の実写ドラマも大ヒットした、谷口菜津子先生の最新刊です!
古い価値観に縛られてきた勝男と鮎美。
別れを経て、それぞれが変化し成長したことで、周囲にも少しずつポジティブな変化が広がり始めます。

今作の大きなテーマは「家族」。

大分の実家を出て、勝男の家に居候することになった母・陽子。
世話を焼いてくれるのはありがたいけれど、いい大人の男性にとってはやはり少し気を遣う存在でもあります。

一方、姉の結婚式のために大分へ帰省することになった鮎美。
彼女には、家族に対してずっと抱えてきた悩みがありました。
大切な友人からの言葉を胸に、目を背けていた問題と少しずつ向き合い始めます。

今巻には、ドラマで先行して映像化されたシーンも収録されているため、ドラマ視聴後の方にも新鮮な気持ちで楽しんでいただけるはずです。

4巻で描かれるエピソードの多くは、著者の谷口先生が実際に訪れて大好きになった大分県別府市が舞台。
登場人物たちの会話に登場する大分弁も、読む人によっては懐かしさを感じるかもしれません。

不器用ながらも、時にがむしゃらに問題と向き合っていく二人の姿を、ぜひ応援してください!


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